女性は貧血の症状に強く、検査値でいえば、男性なら倒れているようなひどい貧血でも、女性の場合はちょっとだるいと感じる程度で済んでしまう方もいらっしゃいます。
女性の体は月経による出血もあり、常に貧血になりやすい状態にあります。したがって、体が自然とその状態になれて、貧血に強くなってしまっています。
また、体の中の鉄分が不足してもすぐに症状が現れるわけではないので、その事に気づかない場合が多いです。
なぜあらわれないかというと、鉄分の貯蔵分があるうちは、血液中の鉄分をつかわないからです。
人間の体内では、血液のほかに、肝臓などにも鉄分を貯蔵しています。通常では、体内で鉄分が不足した場合、貯蔵した鉄分で補おうとしますが、それでも足りないときには血液中の鉄分が消費されていきます。
貧血の予防は、毎日の食事に気をつけて、鉄分を多く含む食べものを取ることで、できます。ですが、単に鉄分だけを摂取すればいいというわけではありません。ヘモグロビンは、鉄とたんぱく質からできているので、たんぱく質も忘れずに取る必要があります。
また、ビタミンB群とビタミンC、葉酸も同時に摂ることが必要です。
なぜならビタミンB群はたんぱく質の形成に欠かせない栄養素であり、ビタミンCは体内で吸収されにくい鉄の吸収を助けますし、葉酸もヘモグロビンを作るのに欠かせません。そのため、このような栄養素を含んだ食品も合わせて、バランスよく取ることが大切です。
